専門職の方へ

①きっかけは日々の診療から。食育実践予防歯科®に辿り着くまで

歯科衛生士として長年診療に携わる中で確信をもったのが「むし歯予防にはブラッシング以上に食生活が大切である」ということ。しかし、「シュガーコントロールを頑張りましょう」と診療の短い時間で伝えたとしても、家庭の習慣を変えてもらうことは簡単ではありません。

そこで、味覚が形成される3歳までの食生活の大切さを伝える食育カフェの運営を開始するも、「赤ちゃんが離乳食を食べない」という大きな壁にぶつかりました。

「食べないのではなく”食べられない”のではないか？」という疑問から、離乳食が本当に赤ちゃんたちのお口に合っているのかの検証を始めました。そしてたどり着いたのが、赤ちゃんのお口と体の成長に合わせ、赤ちゃん主体で手づかみ食べをする「噛む子を育む歯科の食育」であり「食育実践予防歯科®」です。

手づかみ離乳食の主役は赤ちゃん。食べさせてもらうのではなく、自分で食べます。
赤ちゃんが主体で食べ進める手づかみ食べは、赤ちゃんの意欲を育み、本来持っている力を伸ばしてくれます。

②乳幼児の健やかな未来を支えるために「知ってもらう」活動を開始

「よく噛む子」とは口をよく動かせればよいというわけではなく、そのためには口と共に健やかな体と心の両輪を育むことが重要です。

口を整えることが健全な体を育むことにもつながり、3歳までの環境、特に食生活を整えることが一生の幸せにつながると確信をもっています。

「食育実践予防歯科®」は、10年間の食育カフェ運営時から現在まで、1500組を超える親子と対面して得た経験と30年以上の歯科臨床経験から知恵を集結させた「予防歯科」の考え方です。

多くの専門家の知恵を得ながら常に進化し続けています。

乳幼児の健やかな未来を支える総合的な知恵や情報を、各地にいるプロフェッショナルからママへ伝え、広めて欲しいという願いから、(株)ハッピースマイルカンパニー、そして「むし歯予防マイスター®」及び「母歯ネットワーク」が誕生しました。