お口から始まる未来の健康を育む知恵 食育実践予防歯科®
「食育実践予防歯科®」は、10年間の食育カフェ経営時から現在まで、1500組を超える親子と対面して得た経験と知恵を集結させた「歯科の食育」の考え方です。
「食育実践予防歯科®」は、生まれてすぐの哺乳から始まり、離乳食、幼児食の「食」を通じて、子どもたちの「お口」を健やかに、そして 「こころ」と「からだ」も一緒に育んでいきます。
株式会社ハッピースマイルカンパニーは離乳食や幼児食、口腔ケアを通して子どもの健やかな 「お口」「こころ」「からだ」を調和的に育むこと、そして、子どもたちの健康と未来を育むことを目指しています。
未来の健康のスタートは、0歳から始める3歳までのお口ケアと「よく噛む子を育む」ことです。 わたしたちが提案するお口ケアは、ブラッシングを中心とする予防歯科とは一線を画するものです。
よく噛む子を育むためには、生まれてから3歳までの期間が非常に大切であると言えます。3歳までの過ごし方が一生の土台となり、その後の人生に大きな影響を与えます。
食育実践予防歯科®3つのポイント
小さな種が大きな木へと育つ様子に例えられる「食育実践予防歯科®」。ポイントは次の3つです。
よく噛む子を育む
子ども主体で伸ばす
家族の関わり方
① お口・こころ・からだの調和的な成長を促し「よく噛む子」を育む
よく噛むことは、健康なからだづくりのために必要不可欠です。しっかり噛めるお口は、むし歯予防や整った歯並びを目指すためによいだけでなく 、からだ全体の成長にもよい影響を与えます。
よく噛むことで唾液の分泌が促され、お口の汚れを洗い流しやすくなります。さらに、唾液はごく初期のむし歯を修復する働きもあるため、よく噛むことがブラッシングを頑張らなくてもむし歯になりにくいお口を目指すことにつながるのです。
唾液の役割はほかにも、ウイルスの侵入や細菌の繁殖を防ぐ、食べ物の消化を助けるなど多岐に渡り、“からだの健康はお口から始まる”と言われる理由となっています。
逆に、噛む力がないと歯並びがガタガタになりやすく、顔の形に影響が出ることがあります。咀嚼が難しくなるので、消化作用が下がって胃腸に負担がかかったり、噛み応えのあるものを好まなくなり、栄養バランスの偏った食事になったりする心配も出てきます。
スポーツ選手は、常にお口の健康に気を配ると言います。よいパフォーマンスのためには、お口や歯の健康が欠かせないからなのですね。
よく噛むことを木に例えると、これからぐんぐんと伸びる幹を支える力強い根っこのようなイメージです。根っこがしっかり生えることで、その後の成長がより安定します。
② 「子ども主体」で意欲を育み可能性を伸ばす
「子ども主体」とは、子ども自身がやりたいことを選んで行動するという意味です。
子どもは自分でやってみることで、成功や失敗を体験し、学んでいきます。子どもの主体性を大切にすることで、子どもは自信をつけていきます。
五感を全て同時に使う活動は、食べることのほかにはありません。「食育実践予防歯科®」では、子どもの「やりたい!」「できた!」の感動を大切にするため、離乳食初期からの手づかみ食べを取り入れています。
赤ちゃんの手は、精密なセンサー。
手で食材に触れれば、今のお口の状態でそれを噛んで食べられるか、そうでないかを一瞬で判断することができます。子どもにとって食事は、美味しく空腹を満たすだけの時間ではなく、まるで遊びのような楽しい時間でもあります。自分の力で食べること、その経験が自立心を育てます。
子どもは「できる」という自信から、経験と学びの枝をたくさん伸ばし、葉を茂らせ、自分だけの大きな花を咲かせることができるのです。
③ 家族のかかわり方の工夫で子どものよりよい経験を育む
大人の役割は、子どもの主体で活動しやすい環境を作り、整えること。
大人が手を貸し、やってあげるのではなく、子どもの力でできるように、ちょっとした工夫をすることが必要なのです。
木を大きく丈夫に育てるためには環境に大きく影響します。根を張りやすいよう土を耕し、あたたかな太陽の光を注ぎ、水をやる。
子育ても同じです。子どもの状態をよく観察し、その瞬間にぴったりなものを選んで与える。子どもが本来持っている力をのびのびと発揮できるよう、環境を整えサポートするのが家族の役目です。
子どもにとってよりよい経験というのは、何も大きなイベントということではありません。
多くは、日々の小さな関わりから生まれるもの。新しい発見、初めてのものを目にした時の喜びや驚き、 挑戦して納得いく結果が出た時の達成感、うまくいかなかった時の悲しみ、怒り…すべての体験や感情が子どもの経験となっていきます。
初めてのことに取り組ませる場面で、多角度から物事を捉える視点が親にあれば、子どもに対していくつものアプローチが考えられます。うまくいかなかった時には、子どもにあと少し、何があれば乗り越えられるのか、別の方法はないか、考える。思いつく。日々の観察が大切になってきます。
その観察眼を養ってもらいたいというのが私たちの願いであり、手助けをするのが私たちの役割であると考えています。
多くの時間を共にする家族が、子どもとどう関わるかが肝心です、大人の関わり方次第で、子どもは多くの経験を人生の糧にすることができるのです。
食育実践予防歯科®の考え方を学び伝える「母歯ネットワーク」は、赤ちゃんをよりよく育てるために必要なことを学ぶ場を提供します。
ご家族のこれまでの経験に加え、新たな知識を取り入れることでベストなものを選択する力をつけることができます。
食育実践予防歯科®は、子どもたちの明るい未来の架け橋になります。 人は楽しいことしか続けられません。
幸せな子育て時間を作るための術をわたしたちはたくさん持っています。
さあ、わたしたちと一緒に楽しみながら、子どもを中心に家族みんなの健康な未来を始めましょう!